プラセンタとは


プラセンタとは

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プラセンタとは胎盤のことで胎児の発育成長に必要不可欠なものです。 母親の体内でわずか10ヶ月の間に、1個の受精卵を平均3kgまでに育て上げるという驚異的な働きをもった組織です。したがって、胎児の成長に必要な生理機能や栄養素をもっています。 プラセンタは体内において調整作用をもち、各部各所を本来あるべき状態に戻そうとする力を発揮します。その作用から医療用医薬品や一般医薬品に広く利用され、自然治癒力を高める自然薬として注目を浴びています。 お肌においても肌の若返り、老化防止ということで注目を浴び、様々なメーカーで化粧品に利用されています。


プラセンタの歴史

プラセンタの不思議な働きには紀元前もの昔から着目されていました。 約4000年前に中国では、「紫河車」という名で、秦の始皇帝の時代には不老長寿の薬として珍重していました。西洋においてはクレオパトラ、マリーアントワネットも若返りと美容目的でプラセンタを使用していたと言われています。日本でも昆元丹として不老長寿の薬として使われてきました。近年では、第二次大戦末期に極度の食糧不足による妊産婦の母乳分泌不足と、次代を担う新生児の死亡率増加の対策として、京都大学の三林教授はプラセンタの不思議な作用に着目し、広範囲に適用するプラセンタの特殊栄養剤を研究開発しました。 最近ではさらに研究が進められ、健康食品・化粧品にも広く用いられています。


近代医療の現場におけるプラセンタ

1933年
ソ連の医師フィラトフ博士「組織療法」で胎盤を使用
1947年
医薬品の胎盤製剤(錠剤)発売
1953年
稗田憲太郎博士日本に組織療法を伝える
1956年
更年期障害の治療薬として「メルスモン」が認可を受け発売(当初の適応症:更年期障害、乳汁分泌不全、疲労、貧血症、術後回復、虚弱児発育障害の治療薬)
1959年
稗田憲太郎博士の開発した「胎盤漿」が肝硬変治療薬「ラエンネック」として認可を受け発売

その後、PLP(胃潰瘍)、ザウエルプラセンタ(胃潰瘍)といった薬が認可される。現在は「ラエンネック」「メルスモン」が治療に用いられている。